青空のもとにそびえる雄大なカナディアンロッキー。バンクーバーはその南西沿岸に位置する太平洋に面した美しい街。様々な人種と文化が入りまじる土地。私をとりこにした自由な発想と全てを包みこんでしまうカナダという国の包容力に魅せられて、この土地に住みついた私"まゆ"が、異国での生活を、文化・食べ物・人々・行事など、あらゆる面から綴った読み物です。普段の生活から生まれるちいさな発見や旅行好きの私が訪れた数々のカナダの田舎町のことなどを気ままにざっくばらんに書いてます。 お茶でも飲みながらお時間のある時に、読んでくださいねぇ


カナダからの手紙 vol.5

〜"定価で洋服は買わない"の哲学って?〜

流行を追うように次から次へと新しいファッションに目移りする人にバンクーバーでは出会ったことがないんですぅ。もちろん、その年の流行を取り入れた服は売っていますし、それなりの服装をしている人もいますが多くの人の関心は、そこには無いようです。(^^;)...
まず、ファッション雑誌の数が少ないですねぇ。各ブランドごとに詳しく説明が書かれた流行スタイルや、売れ筋ベストが書いてあるような化粧品などの記事もあまりありません。おしゃれなショップの数も少ないです。(この街のサイズに比例していえることなんでしょうが・・・。)それでも、ティーンの女の子達は、週末になるとダウンタウンにくりでてショッピングを楽しみます。ローライズのジーンズからプニョプニョ!?のおなかを出して歩いている女の子たちを見かけます。(^^;) そのへんは日本と変わらないかも!
たいていの人が流行にとらわれず、自分の好きなスタイルを好きなようにアレンジして自分なりに着こなしているような気がします。人は、人。自分は自分です。だから、日本にあるようにひとつのものが爆発的大ヒット!ということも殆どないです。日本と違い四季の移り変わりがはっきり見られないバンクーバーでは、春物、夏物、秋物、冬物と服を分類して着ることはありません。暑かったら半そで、寒かったら上着を羽織る、というシンプルな定義です。ということで同じようなスタイルで一年を過ごす人がたくさんいるんだな〜。
それだけに、流行うんぬん・・・"あんま、関係ないっす"って感じ?
自然に恵まれたこの土地では、アウトドアー派が多いこともあって、フットワークが利いて汚れても気にならないような格好が好まれます。見かけの格好良さよりも着やすさ、動きやすさに重点がおかれ、機能性があるものを好んで着てます。(はっきり言えばセンスは・・・なしです(~_~メ) ありゃごめんなさい) 仕事ではスーツを着る人もいますが、必要で無い限り職場でもカジュアルです。私が日本でOL時代に着ていたスーツ(今では日本のOLの皆さんもスーツを好んで着て出勤なんてないかもしれないですが…)を、こちらで着ようものなら、"今日はパーティー?"と思われるのは間違いなし、または、"あいつは金持ってそうだな"とスリの餌食になるようなものです。きゃあ〜(~_~メ) ここで買える女性のスーツもほ〜んとベーシックなものばかり。色も地味目です。でも本当は、そういうものの方が長く着れるから一番良いんですよね。(^^)
ショップでは、新商品が出るとだいたい1ヶ月くらいは定価で並んでいます。そこで!!!いいなぁと思う服が定価だったら、少し買うのを待ってみてくだされ!だいたい次に行ったときはOFFになっています。(笑) 日がたつにつれ徐々に10%、25%、50%OFFとなっていきます。そうこうするうちに、あっという間にすべてのものがOFFになります。(^O^)
"定価で洋服は買わない"が私の哲学?です。
よく見つけるセール表示にこんなのがあります。"BUY 1, GET 2nd One 50% OFF" これは、ひとつ買ったら、二つ目の商品は半額になりますよ〜!だから、二つ買ったほうがお徳ですよ〜!(-_☆)というサインです。二つの商品の値段が違う場合は安い方が半額になります。それだったら2つ買っちゃおうかな〜っていう気になるんです。まあ、そうさせるのが向こうの狙い。(@_@) 欲しいものが二つある場合はいいんですけどね。それから、"BUY 2, GET 1 FREE" のサイン。これは、二つ買ったら三つ目はタダよ〜!っていうことです。「ひとつでも多く買ってもらおう攻撃」です。この2種類のサインは、洋服だけでなく、靴、アクセサリー、日用品まで、あらゆるところで目にします。在庫を抱えるくらいなら少しでも多く売ったほうがそりゃいいわね。と思うのであります。
ダウンタウンには、デパートが2つあります。でも日本のデパートとはお話にならないくらいのさみしい品揃えです。逆に日本は物が溢れすぎているとも言う。(◎o◎) 通勤ルートの途中にあるデパートの中を毎日通りぬけていく私ですが、このデパートは週末になると必ずと言っても良いくらいの割合で、全館で30%OFFをしちゃいます。平日にお買い物するなんて損なだけです。よっぽど急いでいない限りお買い物は週末に!ってそんなんでお店の売上げは大丈夫なんでしょうかぁ???
あとは、やたら祝祭日にかこつけてSALE! 例えば、4月の復活祭にはイースターセール、7月のカナダデイセール、10月の感謝祭のサンクスギビングセール、12月のクリスマスセール、ボクシングディセールなどなどが、それです。また、9月から新学期が始まるから、"BACK TO SCHOLL SALE" (学校に戻るよ=学校が始まるよ!セール)なんていうのもあります。とにかくここに暮らしていて定価で物を買うほど腑に落ちないことはないのです。(+_+)
まるでカナディアンがおしゃれを全然しないかのように思うかもしれません。いやぁいやぁそんなことは無いんですよ〜。こちらの人がおしゃれする"決め"の瞬間は!それは、素敵なレストランにディナー誘われたとき。このときばかりは、普段よりもお化粧をばっちりしてジュエリーを"どっか〜ん"と着けてゴージャスに決めちゃいます。(☆o☆) パーティドレスがウィンドウに飾られたショップもあります。アカデミー賞とかの授賞式にハリウッドのセレブたちが着るようなカクテルドレスです。肩や胸が"でーん"て開いたタイプのね。こんなのどこに誰がいつ着ていくのでしょうか?と思いますが、それは、友達の結婚式であったり、ハイスクールのプロムナイト(卒業パーティー)であったり、ニューイヤーズイブのパーティーであったりします。ふだんは、雨にぬれてもO.Kよ!というような格好をしている女性人もこのときばかりは、さすが〜!!!と思うように飛びぬけて美しく変身!です。 (^o^)ゞ

まわりに流されず自分の好きなものを大切に長く着こなしているという点で、私はカナディアンの価値観が好きです。必要以上に必要でないものにお金をかけないという姿勢にも教えられることがありますよ。


      Vol.4 〜OPEN HOUSEにで〜かけてみぃ〜よぉっ!〜
      Vol.3 〜カナダから浦島花子がこんにちは 第2弾〜
      Vol.2 〜カナダから浦島花子がこんにちは 第1弾〜
      Vol.1 〜B&Bふらり旅〜
     創刊号 〜秋のバンクーバー。楽しみ方それぞれ。〜

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