青空のもとにそびえる雄大なカナディアンロッキー。バンクーバーはその南西沿岸に位置する太平洋に面した美しい街。様々な人種と文化が入りまじる土地。私をとりこにした自由な発想と全てを包みこんでしまうカナダという国の包容力に魅せられて、この土地に住みついた私"まゆ"が、異国での生活を、文化・食べ物・人々・行事など、あらゆる面から綴った読み物です。普段の生活から生まれるちいさな発見や旅行好きの私が訪れた数々のカナダの田舎町のことなどを気ままにざっくばらんに書いてます。 お茶でも飲みながらお時間のある時に、読んでくださいねぇ


カナダからの手紙 vol.10

〜スウィートホームを探して〜バンクーバー・クレイジー不動産市場 Part T〜

ここ最近のバンクーバーの不動産市場は、すごいです。何がすごいってHOT MARKET! いわゆるバブルです。今回はこのバンクーバーでのお家の買い方を、我が家のストーリーを交えながらお届けしたいと思いま〜す。(^0^*

不動産が活発になった理由はいくつが挙げられますが、一番影響が大きいのは、低金利です。(◎o◎) プランにもよりますが、4%前後、40年来の低水準だそうで。そこで、賃貸暮らし組が、“安くローンを組めるなら、家賃を払うよりもいいじゃ〜ん”ということで我も我も!と持ち家思考に急展開し始めました。

家を買う時は、市場に売りに出された物件を見学して、気に入ったら不動産屋さんを通してオファー(購入申し込み)を入れます。複数の人が同時にオファーを入れた場合は、オークションと同じで一番高い金額をオファーした人が“お買い上げ〜♪”できる仕組みです。

現在は、需要と供給のバランスが崩れて、一件の物件にオファーが集中するという売り手市場。こうなると誰もが売値よりも高くオファーを入れるため競い合いになり、家の値段がどんどんつりあがる!という、最悪の状況になっております。ふぅ〜。(涙)…ToT 
週末に一般公開される家は “オープンハウス”と呼ばれ、アポなしで自由に見学できます。そのオープンハウスに集まる人だかりに、まず驚きです。(@_@) 人気のある物件だと約2時間の間に、軽く100人を超える人が出入りするんじゃないでしょうか。床が抜けるんじゃないの!と心配するくらいです。(^^;) 廊下や階段では、『Excuse me』を連発しないと通れませーん!あるお家では、人数制限して、家の外まで列ができていたほどです。(驚) 私たちと同じ予算内で家を探している人が圧倒的に多いらしく、つまり私たちにとって≪ライバルが嫌と言うほどたくさんいる≫という事になります。( ̄□ ̄;)泣き。

何もこんな時に買わなくても!とお思いでしょうが、実は、私たちが家を探し始めたのは、3年以上も前。当時は、オープンハウスもさほど混んでいなくて、ライバルも少なく、売値よりも当然安い金額で購入できたという状況でした。買い手市場だったんです。その時に買っておけば何も今頃こんなに大変な目にはあわなかっただろうに〜と嘆いても、今さら仕方ありません・・・。(/。\) 気に入る家が見つかるまでのんびり探せばいいやぁ〜なんて、の〜んきに構えてた私たちが無知すぎたのか、みるみるうちに不動産価格急騰!( ̄□ ̄;)大騒ぎになっていました。家を探し始めた頃は、家に対する注文もすっご〜い多かったワタクシ。妥協ということがなかなかできない頑固者。「ダイニングが狭いから嫌だ〜。」「木が多すぎて光があたらない〜。」「交通の便が悪い〜。」「古くて汚い〜。」だのだの、言いたい放題。こういう人を『 Picky 』 と言います。(ワタクシのことです。)苦笑・・・。 初めて買うお家よ〜。大金はたいて買うんだからできるだけ理想のお家を見つけたい。と夢見る少女(?)になるのは、仕方ないと思いませんか?女性のみなさま。 (^^)ゞ ねぇ・・・。

いろ〜んな地域【エリア】であらゆるスタイルの家を数え切れないくらい見学しました。数多く見た上でようやく分かったのが、私たちの予算では “ドリームハウスは買えない。(ToT)” という悲しい事実。(って、もっと早く気づけよ!) で、もう一度、自分たちが最終的にどんな物件なら納得がいくのか、妥協できる点、できない点などを確認してみることに・・・。

そのひとつ、エリアについてです。治安が良くて犯罪が少ないところに安心して住みたい。(私は人一倍こわがり&心配性)ちなみにそういう所は一般的に人気があって、誰もが住みたいと思うわけで・・・、常にお庭が手入れされている閑静な住宅地となっております。当然、家の値段は高い。(はぁ〜っ)それでも、良いエリアで家を買いたいのなら古くて小さいお家しか候補になりません。(+_+) それが嫌だったら郊外にでるしかないのです〜。遠くに行くことを我慢できればカナダサイズの大きな家を新築で買うこともできますから!「さあ、どっちにしよっ?」 結局私たちは、長い長い話し合いの上、小さな家でも古い家でもいいから、できるだけダウンタウンに近くて安全な住宅街で見つけたい!という結論をだしたわけです。
ここでは、『マイホーム=新築』という発想はことごとく崩れます。中古の家を買ってリフォームして高く売って、儲けたお金でさらに良い家を買ってということを、ライフスタイルに合わせて生涯のうちに何回も繰り返すからです。古い家でも手入れさえ良くされて、美しくリフォームされていれば、良い値段で売れますのよ〜。基本的には家の建物そのものよりも土地の値段で大幅に売値が決まるのです。人気のあるエリアで買うというのは、そこに土地さえもっていれば、家は、多少古くても、売るときに心強い。(☆o☆) それから、古い家を好む人も多いみたいです。50年以上の家を『 OLD TIMER 』と呼びますが、その頃に建てられた家のほうがしっかりしているらしい。(ふ〜ん)

また、『家を買う=投資』という概念が強いです。家を買うことは、ローンを抱えることではなくて、先行投資をしていると考えます。何年か先を見て、将来的に高く売れる可能性がある物件を探すことがとても大切なんざますよぉ奥様。(笑) ちなみに、このバンクーバーには、海外からのお金持ち投資家がうじゃうじゃいて、家を買いあさっています。頭で理解はしてはいるものの日本育ちの一般庶民の私には、なかなか【投資】という考え方に切り替えることができません。(^^;) 住んでいるうちに愛着が沸くし、家族との思い出もいっぱいできるだろうし・・・そんなスウィートホームを、時がきたら『ハイ、さよなら〜』と簡単に売り払うことができるとは考えにくいですぞ。『マイホーム=一生住むお家』にはならない北米スタイルについていけるのだろうか???ちょい疑問だわっ。^^;;; 

さてさて、いつになったら私たちはお引越しできるのでしょうか〜。「あなたたちを待っているお家が必ずあるから」と周りのカナディアンに励まされ応援されながら私たちの家探しは続くのです。(^-^)/

つづく


      Vol.9 〜シ・ョ・ウ・ゲ・キ〜
      Vol.8 〜先住民とパウワウ祭♪青空の下で☆〜
      Vol.7 〜初夏のよそおい、うっ・らっ・ら〜♪〜
      Vol.6 〜メリークリスマス☆from CANADA〜
      Vol.5 〜"定価で洋服は買わない"の哲学って?〜
      Vol.4 〜OPEN HOUSEにで〜かけてみぃ〜よぉっ!〜
      Vol.3 〜カナダから浦島花子がこんにちは 第2弾〜
      Vol.2 〜カナダから浦島花子がこんにちは 第1弾〜
      Vol.1 〜B&Bふらり旅〜
      創刊号 〜秋のバンクーバー。楽しみ方それぞれ。〜

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